三遊亭円楽以上に笑わせ上手な桂文珍

先日三遊亭円楽と桂文珍の落語会にいってきました。
二人とも大ベテランの落語家ですから、笑いわせるツボは心得ています。
大変面白さを感じると同時に笑わせ方に大きく個性の違いを感じました。
最初に三遊亭円楽が出てきて大いに観客を沸かせました。
次に出てきた桂文珍はやりにくいだろうなと思いました。
全くお門違いでした。


桂文珍が座布団に座り、間をおいて話しだした瞬間から会場は笑いの渦に陥りました。
孫遊底円楽の浮気を茶化し、会館の古さを茶化し、絶妙の間 そして自身の笑い声にさえ意味を持たせて観客を自分のペースに引きずり込んでいきました、
最近のテレビでは見られない芸でしたね。

三遊亭円楽のおもしろさ
 
前口上では自分の浮気や笑点を引退した桂歌丸もネタにしたりして笑いをさそいました。
落語に入っても要所要所で笑いをさそっていたので退屈する間がありませんでした。
やはり、年季が入った落語家の話は面白いなと思いました。
前口上から落語まで満遍なくおもしろいのが三遊亭円楽で満員の会場は大いに盛り上がりました。
桂文珍のおもしろさ
ところが次に出てきたのが上方落語の桂文珍が絶妙の前口上でした。
座布団に座って、チュッと間を長く取って会場の空気を静めます。
2年ぶりに関西からこの会場に出てくるの間の出来事や三遊亭温楽の浮気をネタにして会場の笑いを誘います。
即緩急自在の間の取り方そして文珍の意味のある笑い声 すべてが観客の笑いを誘う道具になっています。
観客はすっかり桂文珍のペースに引き込まれて前口上の間はず~と笑い転げていました。
三遊亭円楽の数倍はおもしろい前口上でした。
ところが落語にいるとに入るとちっとも面白く無くて笑いはピタっと止まってしまいました。
落語の間 会場からは笑いはありませんでした。
桂文珍は面白くない落語を聞かせるために前口上で笑わせているのかなと本気で思いました。
しかし、桂文珍は三遊亭円楽より面白いという印象は強烈に残りました。
桂文珍は2005年3月に報道ワイド番組「ウェークアップ!」が終了したことを機に、テレビ番組にほとんど出演せず、落語家に専念し若手の育成に励むことを表明しています。
さてきんでは、明石家さんまを落語家に戻すべく、誘っているのですが成功には至っていません。
まだ68才の桂文珍ですから、テレビにも出て明石家さんま以上に面白い芸を発揮してもらいたいものです。