絶対カズレーザー最新ミステリー小説読書の書評2017年5月17日

絶対カズレーザー「レーザー読書」企画は出版社が一番売りたい本をカズレーザーにプレゼンしてカズレーザーが最も面白かった本を決めるものです。
メイプル超合金のかすレーザーが主体ですが安藤なつもフォロワーとして参加しています。
自分の声と
今回の「レーザー読書」企画はミステリー小説に関するものです。
人気作家担当の編集者が小説をプレゼンします
カズレーザーの評価次第では売り上げに影響もでてきそうですが。
2017年5月17日の絶対カズレーザーは編集者が面白さに自信がある最近の本3冊についてカズレーザーが辛口書評をしました。
編集者が今一番売りたい、面白さに自信がある最新小説とは以下の3冊です。
罪の声 塩田武士(講談社)
BUTTER 柚木麻子(新潮社)
僕が殺した人と僕を殺した人  東山彰良(文芸春秋)
今回のテーマはミステリー小説です。
この3冊中からカズレーザーが最も面白かった本を選びます。
ダメ出しの嵐になりそうです。

罪の声 塩田武士(講談社)
★講談社が今一番売りたい本のプレゼン
最初のプレゼンターは講談社の戸井武史さんです。
講談社はミステリー小説の登竜門 「江戸川乱歩賞」は賞金1000万円・推理小説家の登竜門となっています。
ここからは東野圭吾「放課後」や池井戸潤「果つる底なき」など大物ミステリー作家を数多く輩出しています。
そんなミステリーに強い講談社が今一番売りたい最新ミステリー小説は
講談社が今一番売りたい本は塩田武士の著作「罪の声」です。
塩田武士は将来は松本清張並みの社会派ミステリー作家になりたいという大型ルーキーです。
構想から15年かけた一冊が16万部を突破する大ヒットになっています。
昭和最大の未解決事件をモチーフにしたミステリーです。
あるメーカーを脅迫して金をせしめようとした事件
行き先を子供が警察に指示した(脅迫電話)の声の音源があります。
それが自分の声だと気づきます。
自分の親が事件にかかわっているのではないかという物語です。
「わっわっ!もうおもしろい」と安藤なつ。
自分の声と気づいた主人公があらたな真相にたどりつきます。
フィクションとは思えないリアルなストーリー展開が最大のポイントとか。
「これが真実ですといわれてもあっそうなんだと思えるぐらい説得力を感じる」とカズレーザー。
著者の塩田武士は元々新聞記者です。
小説を書くために新聞社に入って取材がスゴイ
徹底した取材を1冊に表現した編集者。
「目の前で事件が起きているような描写がいっぱいある」とカズレーザー。
★カズレーザーの書評は
事件解決だけではなくて一人の人間について書かれてストーリー展開が面白いとこ。
あんまり面白くなかった点は
何人か重要な犯人が出てくるんだけど
犯行に至った理由がすごい陳腐だな
初めて知る登場人物をメインに真相にたどり着いたのでフィクション性の強さが少し残っている
リアリティが今一つ足りなかったとい評価となりました。
カズレーザー評価
テーマへの興味  ★★★★★
ストーリー展開  ★★
結末の意外性   ★★★
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BUTTER 柚木麻子(新潮社)
★新潮社が今一番売りたい本のプレゼン
新潮社のプレゼンターは西山 奈々子さんです。
村上春樹の大ヒット小説 「騎士団長殺し」やピース又吉の最新作「劇場」を出版しています。
そんな新庁舎が今一番売りたい最新ミステリー小説は柚木麻子の著作「BUTTER」です。
柚木麻子さんは2013年に料理を題材にした小説「ランチのアッコちゃん」28万部を突破した人気作家です。
そんな著者が初めて社会派ミステリーに挑戦
モチーフにしているのは
2009年首都圏連続殺人事件として話題になった結婚詐欺・殺人罪で死刑判決を受けた木島香苗事件です。
「あの人がなんであんなに男をいっぱい手玉に取ることができたのかというのを料理に結び付けて書いてある」
主人公の情勢記者が木島香苗らしき人のところにインタビューに行って手記を書きたい
いろいろ話をしているうちにホントにこの人が人を殺したのか主人公や周りの人間が少しづつ変化します。
バター醤油ご飯を作りなさい
バターのすばらしさが
一番よくわかる食べ方よ
犯罪者のイメージとはかけ離れた家庭的な印象
徐々に被告人の言葉に魅かれていく主人公の葛藤を描いたフィクションです。
★カズレーザーの書評は
おっしゃる通り食べ物に対する表現力は圧倒的ですね
あったこともないような料理でもこれぐらいうまいんだろうなとどんどん美味しくなっていく
主人公は料理の会話でスゴイ充実感を感じてしまう
バイタリティもどんどんあふれていく
その変化がいとばんのみどころ
表紙もバターの手触りになるように作っています。
ジェイソフトマット加工という独特の質感がでる高級加工です。
木島香苗の現実の事件を思い起こしながら読む
登場人物の誰にも共感しづらい
全員がスゴイ作りものポイ
料理の描写は生き生きしているのに人間が作り物っぽい
途中からページめくるのがしんどかった
被告人の言葉で影響を受けたのかさいごまで納得がいかなかった
罪の声は真相を解明するところがあった。
BUTTERは「自分はこう思った」その証拠を探しに行くだけ
ポイントは
実際の事件に縛られずに架空の女性像を楽しんでほしい
共感性は女性の方が圧倒的に高いと女性編集者の西山 奈々子さんがフォローしました。
女性が読んだら絶対共感できるというものです。
カズレーザーの評価
テーマへの興味  ★★★★
ストーリー展開  ★★
結末の意外性   ★★
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BUTTER [ 柚木 麻子 ]
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僕が殺した人と僕を殺した人  東山彰良(文芸春秋)
文芸春秋が今一番売りたい本のプレゼン
文芸春秋社の編集者 浅井愛さんのプレゼンです。
文芸春秋は昭和10年 芥川賞・直木賞を立ち上げた出版社です。
芥川賞受賞作 村田紗耶香「コンビニ人間」ゃ又吉直樹「火花」や羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」を出版しました。
そんな文芸春秋の編集担当者が今一番売りたい最新ミステリー小説が東山彰良の著作「僕が殺した人と僕を殺した人」です。
自分が編集者になってこの人がいきている時代に自分が編集者になってよかったなとほうとうに思った人で、台湾生まれのベストセラー作家
大ヒットした前作を超えたい意欲作です。
2015年台湾を舞台にかいた青春ミステリー小説「流」は第153回直木賞を受賞し、26万部のベストセラーになっています。
そんな著者と文芸春秋の編集者 浅井愛さんが初めてタッグを組んだ最新ミステリー小説が
台湾で暮らす仲良し4人組が主人公です。
30年後その中の一人が僕が7人の子供を殺した殺人者になってしまいます。
★カズレーザーの書評は
「途中まで連続殺人犯が誰なのかは伏せられている
殺人犯の弁護を担当する弁護士がその犯人と30年来の友人
幼少時代の友情を描いたストーリーは分厚くでそこだけでも相当面白い」とカズレーザー
編集者が一番押したいのは後半にあります。
「誰が殺人犯になったかわかった後もう一回絆を繋ぐ
頼りないけど踏ん張るところが押し所」と編集者
「殺人犯との思いでを文章にして出版しようとするくだりで最後終わります。
売ったお金を遺族に渡せればということで終わっているんだけど
そこ要る?
ひとつの友情のカタチを描いた結末
絆は人の命よりも重要なものなの
どうしても疑問が生まれてしまう
そこに美談を書くのは良くない」とカズレーザー
「この議論ができるのは最高」と編集者
「ここのエピローグ問題が著者と1番紛糾したところです。
罪を犯したことは弁護しきれない
本人に償わせるしかない
イチ友人としての総菜を世の中に残してあげたい
という動機が新鮮で
そこまで思われているのなら好きに書いていただくしかないなあ」と編集者。
ポイントは
著者の熱い思いが込められたエピローグです。
カズレーザーの評価
テーマへの興味  ★★★
ストーリー展開  ★★★★
結末の意外性   ★★
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カズレーザが一番面白いNO.1ミステリーは
講談社 塩田武士 「罪の声」とが選ばれました。
来週は青春・恋愛小説編です。